2011年06月10日

「悪魔の囁きと天使の歌声」

二年ほど前、長年、私が理事をしている団体にボランティアできてくださっていた方が、ご親切にも、ご自分で作ってくださった「びわの焼酎」という珍しい品を送ってくださった。それも、とびきり素敵なペットボトルに入れて。私の軽度の狭窄症を心配してくださったのだ。

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二度ほどあっただけの方の余りの好意を、ありがたく頂戴しながらも、ビワの何ですって? これをガーゼにつけて、湿布すれば、痛みはたちどころに消えるって、どういうこと? などなど・・・・ 実際、左足のじん帯を痛めてまともに歩けなかった10年を経験済みの私は、めったやたらに新しい薬に手を出さない。が、その方の人柄のよさも手伝ってなのか、絶体絶命に陥った時のために、冷蔵庫の奥に眠らせたまま月日が過ぎた。そして、今年の3月後半、衣類などの荷造りの中に、きっちり、それをしのばせて、こちらの地に運んできていたのだ。

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ある夜更け、遂に、それを使用しなければならぬ時が、やってきた。自分の肉体年齢を忘れて、日がな、ヘルメットや食料の荷造りに没頭していたからである。 とりあえず、床をはって冷蔵庫までたどりつき、脱脂綿にそれらを浸し、神経の飛び出した背にはりつけ、包帯で巻いてみると・・・・5分も立たぬうちに、効果が現れてきた。なんだか、雲の上に乗せられたような気分になり、腰はソフトクリームのバニラのにおいに包まれている。しばらくすると、ベットで、なんと! 横になれるほどになっている。

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翌朝、起きると、さらに驚きは増した。というたぐいの平凡な表現では済まされない。あれほどの激痛が霧散しているばかりでなく、手足も腰も、まるで若者に戻ったような爽快感すらある。おどろきの余り、狂喜して、ちょうどビワがスーパーに売り出された頃だったので、4パックほど入手して、残り少ないゴードンのジンの中に種を流し込んだ。葉が正式なやり方?らしいが、とにもかくにも現在の持ち札が無くなった時のために、自己流実験を重ねてみたい衝動にかられたのだ。翌日は、コンビニで焼酎を買い、それを二つに分けて、またも、鼻歌まじりでビワの実をつけこんでみた。

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一日中、ヘルメット探しや箱探し、荷造りと肉体労働を重ねて飛び回っていたので、いくどか、ビワ焼酎のお世話になる。「これさえあれば、医者も整体師もいらねえや」などと不敵に思ったとたん、くださった方が、小さな声で、付け加えてくださった言葉を思い起こした。な・お・るわけでは、ないんですけどねえ・・・・・と。

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すると、天から天使たちの歌声が大合唱となって落ちてきた。
「なおるわけではないのなら、怖いよ、怖いよ、この水は・・・。足のジンタイ直したように、毎日、こつこつ、リハビリ。リハビリ! いままで、そうして、暮らしてきたじゃなーい。今度は、腰のリハビリ加えましょう・・・・ルルンガ・ルン!!」

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posted by アンジェリカ at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 立木アンジェリからのお便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする