2014年07月31日

欲張り同時進行形

 初夏、一年ぶりにダイエットを開始した。昨年は自己流で四キロ。今年は三キロの減量に成功したら、即、禁煙に向かうつもりだと決めていた。なぜなら、これまで禁煙を試して見たが、人並み以上に食の欲望が強いのか、一週間止めただけで軽く二、三キロオーバーしてしまい、断念せざるを得なかったからだ。
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 友人たちが、皆、禁煙方向に動いているにもかかわらず、「私はたぶん、一生、吸うだろう。唯一の悪徳。精神安定剤でもある。」と開き直ってきた。だが、無意識では、早く痩せて、早く禁煙したい、などと密かに切望していたようでもある。二キロ痩せた時点で、突如、電子煙草を何種類か手に入れた。減量中の方が、胃が小さくなっているので、ひょっとしたら食の欲望が抑えられるかも・・・・と判断したからだ。
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 やり方は、減量と同じく自己流でノートに一日感じたことをつぶさに記すのが中心。煙草も手がのびる時には我慢しないで吸うことにしているのだが、煙を肺の中には自然と入れたがらなくなっているのが不思議。あれから十日目。なんとか太らず保てているが、これからますます食が進むことだろう。ちょっとした気の緩みで両方の車輪が壊れて、共倒れになることは間違いない。ただ、昨年、0カロリーの糖質をずいぶんと活用した。それまでは脳が疲れた時、果たして0カロリー食品で満足できるのかと怪しんだが、きちんと脳は錯覚してくれたようだった。だから、今回の代替え品の煙の出る煙草を吸うことによって、【一息つけるゆったり感】を自律神経が納得してくれれば・・・・と勝手に解釈している。結果はどうなることだろう。ひどく簡単そうに思えるので、かえって危ない。
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 なんといっても愛飲歴は半世紀近い。途中、禁煙したのは娘がお腹にいた時のみ。簡単にできた。代わりに15キロ太ってしまったことを、ここに白状する。
 学生時代、ふざけて「なんだか煙草が吸いたい気分!」と口に出して見たら仲間たちが、すかさずテーブルの上に取り出したのを皮切りに、悲しい時も、悩んだ時も、嬉しい時も、考え事をしている時も、原稿を読み返す時も、一緒だった。きっと、この部屋の床から天井の隅まで吸い殻だけでびっしりと埋まることだろう。
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posted by アンジェリカ at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 立木アンジェリからのお便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月07日

さざれ石の意味

 初夏、毎日のように明治神宮に通い、ウォーキングをしている。数時間睡眠でゲラ刷りと格闘してきた日々のつけがまわってきて、筋力がすっかり落ちてしまったからだ。もともと運動が嫌いなので、切羽つまってようやく始めるというパターンの繰り返し。だが、今回は、自然にまかせた緑をおおいに味わいながら、こんな発見もしている。
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 西参道から入って日の丸の旗がたなびいているその真下に、小さな竹の囲いがある。そこには、国家・君が代の歌詞に出てくる「さざれ石」が、数年前から置かれている。説明文を読むと、岐阜県春日村からの奉納で、さざれ石とは、大小の石灰岩の角礫が集まったもので、もともと小さな石ころが、長い年月をかけて雨水などに溶け出した石灰分となり、沈着し、凝結して、少しずつ大きくなって、地上に立派な石となって現れるものを指すらしい。
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 じっくり読み終わり、はたと気づいた。これで、ようやく、「君が代」の意味が掴めた、と。これまで、何十年どころか半世紀以上、自分の国の歌詞の意味も知らずにきたとは自分でも驚きだった。家に帰って、パートナーに聞いてみると、やはり知らないと言う。学校でも教えてもらうことはなかったような気がする。戦前の軍事的思考を警戒していたからだろう。
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 それでも今日に至るまで、国家を耳にしながら、何度も「さざれ石」とは何だろう、と疑問符が湧き上がったりしたが、あえて調べることはしなかった。その後の句に対しては、今から思えば吹き出しものである。岩に水が当たり音が鳴っている、などと勝手に解釈して、どうして、その後に苔が出てくるのだ、いうところで終わっていた。曲からして、昔、昔のものだから、わからなくて当然、と思っていたふしがある。
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 全日本サッカーが国民的人気となり、「君が代」を聞く機会もふえた。他国から見れば、先進国として自分の国の歌の意味を知らぬとは、とあきれ果てられるに違いない。だが、知らぬは私たち夫婦だけだった、ということなのかもしれない。

    君が代は  千代に  八千代に  さざれ石の
    巌となりて 苔のむすまで
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posted by アンジェリカ at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 立木アンジェリからのお便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする