2016年11月17日

秋つれづれ

 十一月ようやく晴天の日が続き、軽井沢では朝、氷点下2度。今年の紅葉は今ひとつだが、太陽が当たると黄色い葉は透き通った黄金色に揺れ、赤い葉は辺りの空気まで染まり、見上げるだけで私は恍惚な表情になる。もしも天国というものがあるとしたら、きっとこんな色合いもあるに違いないなどと想像するから。
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 この澄んだ青い空の下、中古の白いジムニーで自然の中を闊歩したかったが、桃太郎が気管支炎になってしまい、仕方なく東京に。軽井沢の家の水道は、水抜き作業をしてもらうことになるので、半年間休眠状態になる。なのに、今年は未練たらたら。一夏中、雨の日続きだったせいなのか。あるいは、夫婦で決めた倹約令のために滞在日数を減らしたせいなのか。はたまた、毎日通った掛け流しの温泉のせいなのか。
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 温泉や浴場といえば、真冬の二月。下田界隈の行った時に、昼のだれもいない時間を狙って大浴場にスパッと入っては、チョロッと出るようなまねごとしか体験していない。メガネをとってしまうと何も見えないために落ち着かず、尻込みしていたが、浴場からの海を見たさにメガネをかけて入ってみたら、なんてことはない、目の悪い人は皆かけて入るのですね。
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 前々から、医者一族の友人が足を打撲した時に、西洋医学ではなく、千が滝温泉で治癒させたと聞いていたので、興味はあったのだが、勇気がわかぬまま。けれども今年は徹底したダイエット続行の日々で、食の楽しみは一日一食以外ないので、気をまぎらわせるために、勇んで温泉初体験となった。そして、昼下がり、時間を見つけては毎日通いこむ。というのも、二十年前、足首が悪かったために腰が悪くなり、腰がだんだん良くなってきたら、今度は左肩に痛みが。どこかが歪むとそれが連鎖するのですね。その痛みが確かに緩和する。おまけに、ダイエットも順調に。
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 東京に戻ってきたら、テレビは変わらずヒラリーとトランプの応戦を連日放映。あの国は、確か領土的侵略国家ではなく、高邁な精神を掲げることによって他国を侵略してきたはずだった。だからこそ世界の警察官でありえたはずなのに・・・。あの国を第二のふるさととして育った私としては、冗談抜きで選挙の結果を気にしている。
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posted by アンジェリカ at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 立木アンジェリからのお便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする