2018年05月02日

ザッカーバーグの目的意識のあり方

フェイスブックのマーク・ ザッカーバーグ氏の米国議会での四月の公聴会を、たまたまテレビでチラリと見て、余りに誠実な謝罪の仕方に興味を持った。「この姿は、本当なのか」と。
映画ソーシャルネットワークに描かれている独善的コンピューターオタクとは対極的な人間像がそこにあったからだ。
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確かに、2017年 ハーバート大学卒業式のスピーチは、読み返したくなるほど素晴らしいものだ。「人生において幸福であるためには、自分よりさらに大きなものと繋がっている目的意識を持つこと」であり、そうしたことが欠けていることが犯罪や貧困に通じていて、自分自身においても目的意識が弱まった時、自らを疑ったり、不安が 蔓延したと語っている。
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 さらに 「自分たちがトントン拍子にお金が入るのは、どこか 世界が狂っている」とまで 言及するほどスピーチのトーンは、百パーセント楽観的善意に充ち満ちていて、だからこそ、その若さ故の危うさにより、数千万人分の データー流失という不祥事が生じてしまったのだろう。そのデーターが、大統領選トランプ支持者向けに利用されたらしいのだから捨て置けないのだが、、、、。
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 ちょっと恥ずかしいほど肩入れし過ぎと思いながらも、若干33才の世界ランキング八位の億万長者のライフスタイルは、余りに健全で、惜しみなく拍手を送りたくなってしまう。日本のどこぞの若者と違って、 アジア系の医者であるプリシラさんとの出会いも「トイレ の 順番待ちだった」というエピソードがあり、お金目当てでないことが 一目瞭然。ユーチューブで見るプリシラさんの笑顔に、この夫婦の未来が、頭の固い議員達から嫉妬の余り不当な弾圧で潰されないことを祈りたくなる。
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もちろん神でなく人間なのだから、全て善であるはずはないだろうが、こうしたミレニアム世代の夫婦がもっと増えてくれれば 世界は少しずつ前進するかもしれない、などという無謀な願いが芽生えてきた。
それというのも、トランプはもとより、プーチン氏やキム・ジョンウ氏を「どこまで信用していいのやら 」と疑いながらテレビ画面の顔つきや目つき、ひとつひとつを見入るしかない我々にとって、ザッカーバーグ夫妻の娘誕生に際しての「フェイスブック儲け九十九パーセント慈善団体寄付金五兆円」など、近頃めずらしい清涼な白い滝を眺める心境なのであります。どうか、このまま信じさせてくださいね。
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posted by アンジェリカ at 14:20| Comment(0) | 立木アンジェリからのお便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする