2018年11月05日

半分詐欺ですよね

 今月は下の話で恐縮するが、それは週末に起こった。夕方からトイレの水はけが悪くなったのだ。「おかしいな」と思いつつ一夜が明けた。翌朝になれば、なおっているかもしれないと思ったが、トイレットペーパーが詰まっているようで小の水では流れてくれない。試しに大のほうを流してみたら、もう、大変! 便器に溢れそうになっている。
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 マンションなので、他の部屋との配管の状態を知りたいと思ったが、日曜日、管理人は休み。夫もたまたまいない。そこで、郵便受けに何枚も入っているマグネット付きの「水漏れ、水つまり、即解決」に電話を入れた。対応はすこぶる良かった。業者は、はきはきとしていて頭の回転の早そうな若者で、犬の頭をしっかりとなぜながら「薬をまいて様子をみます。その後で見積もりを出します」と言う。「すでに水は逆流し名称未設定 3.jpgているので、いつ便器から汚水が溢れ出して廊下まで流れ出すかわからない」とも言う。
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 「それで値段は、、、便器をはずすのに五万。清掃するのに五万。それでもだめなら、、、このマンションは築15年ということなので、そろそろ寿命ですかね。普通、電気製品の寿命は十年。十二、三年持てばいい方ですよ。うちでは、新しい製品の入れ替えもやっていますから」というわけだ。「そんなのおかしいじゃないですか。実家だって 何十年も使っていますよ」と反論すると「オタクは ウオシュレットだからですよ。タンク式のでなく、一体型でしょ。だから 寿命が短いのです」
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 納得した。「ではお願いします」というのを、押さえ込んで胃の中に落ち着かせる。当方、本格的倹約を始めたばかりである。ここでぐいっと我慢しなきゃいつするんだ!
 どの業者も同じ値段ですよ 、と言うのを振り切って「お帰り下さい。とりあえず、明日、管理人と相談してみます」。
 その晩は、震えながら、まんじりともせず、半ベソをかきながら近くにある「西参道公衆トイレ」に通うはめに。通ったのは、緊張してなかなかでないので。早朝、ビルを見上げながら、思う。文明の弱点を。野生をなくしてしまった自分たちを呪い。
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 月曜日。管理人いわく。「七月に排水管高圧洗浄清掃をしているので、まず、ありえません。ところで、これを試してみましたか 」
昔 、一戸建ての時、しばしば使っていたラバーカップ、すっぽん、を手渡された。これでほとんどなおりますよ、と付け加えられて。なおった時には腰が抜けて、その場から三十分くらい立ち上がれなかった。
 あのヤロー。どうりで、新車の凄い車乗っていた。
posted by アンジェリカ at 13:55| Comment(0) | 立木アンジェリからのお便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする