気づいた時は、五キロ近く体重が増えていた。かつて必死の思いでダイエットに成功して、なんとかキープしていたというのに、、、。おまけに「散歩嫌いのシンバ」も「いっしょに食べる相棒」 にさせられて、スムーズのダックスなのに、八キロを超えてしまった。平均は五キロあたりなのに、我ながらひどい親である。
本気でなんとかしなくてはと思ったのが六月。まずは胃を小さくすることから始めた。それを経て、一気に炭水化物断ちを決行した。パン、ご飯なしで、野菜中心のシチューを何種も作り、腹一杯食した。甘いものが恋しい時は、ゼロシュガーを皿にばら撒き、指先につけて舐めた。ウオーキングもしっかりやりだしたら、効果的面。階段を一段ずつ降りるように痩せていった。
九月の頭、シンバをジムニーに乗せたり降ろしたりしていたら、腰に激痛が走った。部屋の中でも、シートを替えるため屈んだり、捻ったりすると、不意に激痛が襲い、しばらく何もできない。このまま行けば、近い将来、相棒を手放さなくてはいけなくなるかもしれないし、いつ、自分が床に伏せって、歩けなくなることもあり得る。恐怖で、身がすくんだ。
今は、二人して腰のため、膝のため、心臓のため、情熱のダイエットに。私の方は短期間で四キロ痩せたので、これからが正念場だ。一方、シンバの方は、0、7キロがやっと。好きなお肉をたっぷりやれない分、愛情込めて接してゆこうと心している。