2023年01月06日

コロナに捕獲された

 コロナが世界を覆って数年、夏、軽井沢にいる時は周りが異様なほどピリピリしていたので、自分も一緒に緊張していたが、東京に戻ると、どこか、だらけてきて、「もう、コロナにかかるはずはないよね〜」などと心の底で思っていたような冬の始まり。
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 楽しみながら、多少、無理をしてライフワークに勤しんでいたら、突然の下痢。そして夕方から寒気に襲われたので、体中、ホカロンを貼りまくり熱を測ると、七度五分。普段は五度台なので非常に高い事になる。ホカロンのせいなのか。それとも、、、。その日は土曜日だったので、月曜日、発熱外来に出向き、あっけなく宣告を受けた。 なぜか、驚きもしなかった。ああ、やっぱり!と受け入れている自分がいた。診察を受ける前に、身体が耳元で知らせてくれたようである。
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 熱は数日で下がったが、五日間の待機期間で治るはずもなく、節々の関節の痛みで眠れなく、味覚が戻るまでに二週間はかかった。こんな時は、ろくなことしか考えない。「このコロナは、ノストルダムスの予言に相当するのではないか、、、」とか「もしかしたら人類がゾンビ化するまで永遠に続くのでは、、、」とか。
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 今は普通の生活をしているが、後遺症は確かにある。治ってから、しばらくは一日置き十二時間、眠り続けた。今も、人混みに入ると、呼吸がしにくくなるし、一等困るのは、集中力が三十分くらいしかもたないこと。新聞や本も続かない。脳が疲れきっている、という実感がある。 体質が変わってしまうのでは、と怯えた時期もあったが、徐々に回復してゆくはずだと信じてやまない。どこで菌を貰ったのか、わからない。身体が疲れ果てていて免疫力がひどく低下していたということなのだろう。
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 長い期間、ホテル生活を強いられた愛犬シンバは、迎えに行くと、「どうして僕を放っておいたの」とばかりにそっぽを向いて怒ってみせ、なかなかそばに近づいてこなっかたのが、おかしくて、愛おしい。
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posted by アンジェリカ at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 立木アンジェリからのお便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする