2023年11月01日

コロナ後遺症はゾンビ化である

 十月半ば、東京新聞に「新型コロナ後遺症さらなる支援が絶対必要」という記事を読み、「ああ、救われた。他にも私の仲間がいるのだ」と溜飲を下げた。そこには、こう書かれていた。仲間の四十代の記者が「コロナは軽かったのに、二年たっても味覚と嗅覚が戻らない」というので、それを聞いた記者が「やっと仲間を見つけた」と感じて、この記事が現実化した、と。
image5.jpeg
 実にコロナが五期に配置されてから、医者も人もコロナが、まるでなくなったかのような勢いで生活し始めた。ところが、去年の冬、コロナにかかった私は、この夏中、ある日は日がな動悸。ある日は、外に出ただけで寒気がして微熱。元気のいい日もあるので、風呂に入れば眩暈がして傾れ込むように椅子に座る。意識がとうのく恐怖を何度も体験した。
image1.jpeg
 そこで医者に行き「これこれしかじかです。薬を下さい」と説得しても「あのね。この暑さで、皆、自立神経が狂っているから、薬は出さないことにしたの」「でも、五月に期限切れのワクチンを注射されて、、、」とさらに訴えても「コロナワクチン自体が、期限が延びたのだから、気のせい、気のせい、、、」と剣もほろろ追い返された。それでも薬が欲しいならば大きな病院に行って、キチンと検査して貰ってね、というわけだ。軽井沢のかかりつけの医者である。
image6.jpeg
 政府が何かの支援をしてくれれば、もちろんありがたいが、それ以上に、もっと皆に、知ってもらいたいのだ。コロナ後遺症の恐ろしさは、インフルエンザと違って、人の顔が千差万別あるように、後遺症のありようも千差万別だということを。それゆえに、かかったことのない人には全く理解されず、「怠けてる」「大袈裟に騒ぎ立てている」「神経質すぎる」と愚痴ることも許されず、冷たい目でそっぽを向かれる。
image7.jpeg
 これまで、この突然のゾンビ化を、東京のかかりつけ医の言う通り、「年齢のせいだ」と思い込もうとしていた。もう、歳だから仕方ない。我慢しようと、、、。
ところがこの記事。。。。。パッと太陽が姿を現してくれた。。。。
image3.jpeg
 後遺症は、浦島太郎がもらった 玉手箱の逆バージョンであることを気づかせてくれる。ならば、なんとかなるかもしれない。
image0.jpeg
image4.jpeg
posted by アンジェリカ at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 立木アンジェリからのお便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする