2019年11月07日

新しい相棒シンバ

 シンバをコウノトリが連れて来てくれた。シンバとは、デイズニー映画の実写版 「ライオンキング 」から。スワヒリ語でライオンを意味するらしい。桃太郎が、突然亡くなり途方に暮れていた時、ふらりと寄った映画館。わがままで弱虫のシンバが、様々な体験をして最後の最後立派に責任を果たすという設定が、ひどく気に入った。室内犬はこれで四頭めである。
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 これまでは前の犬が天国に召されても、いわゆる喪があけ、輪廻転生が生じた? と推察できる頃にならなければ、新しい子を招く気持ちにはとてもなれなかった。けれど今回は違った。状況が状況のせいか、こちらの精神が不安定になってしまって桃太郎がそのまま生きているように水を変えたり、「どこに隠れているのー。出てきてよ」と話しかけたり。そこで早めにジュニアを求めて三千里を開始した。色違いのスムーズのダックスと決めて。
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 千葉の外れまで三時間かけて会いに行ったら、最初に見た瞬間に、ああ、あそこでうちの子が眠っている、と瞬間的運命の出会いが待っていた。幸福だった。あれから2週間。メリハリがつき、張り切って毎日を送っている。
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 にもかかわらず、いまだに1日に何度も桃太郎のことを想い、涙する。シンバに隠れて、桃太郎の写真を胸に抱き、時にはお骨の入った箱を撫でる。死の直接の原因が、夫の認知症にあったこと。くすりの量を間違えて人間並に与えていたのだ。桃太郎の苦しみ方は尋常ではなかった。あんなにも人間たちのために尽くしてきてくれたのに、私は守りきれず、逆にパートナーを押し付けていた。私自身もおかしくなりかけていたので。
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 だから私は、桃太郎に話しかける。「ごめんね。許してね」「会いたいよう」まるで人間の子供に対応するように。その周りを、何かを嗅ぎつけてか、新しい相棒シンバが駆け回る。小さな命を力いっぱい発揮して。「ママ。僕の方を見て。もっと悪いことしちゃうよ」シンバはお兄ちゃんと違い、悪戯が大好き。怖いもの知らずで最初の日、ソファーを背にして座っていた私の身体を、階段がわりによじ登り、唇めがけてキスをしてきた。まだ、生後三ヶ月に満たないというのに。
 実に私の人生では、幼少期から犬族との共存生活は、当たり前のこととなっている。
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posted by アンジェリカ at 12:52| Comment(0) | 立木アンジェリからのお便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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